一億総脱サラ

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ブラック企業の部下をぶん殴ってやった

先日の話。

見事なブラック企業に勤めている私なのですが、部下をぶん殴ってやりました。
まあ、今時鉄拳を振るうなんて、まるでブラック企業ですね。
ああ、そうでした。ブラックなんでした。

何度か書いた事がありますが、長時間労働の過酷な労働環境です。
何人も体調を壊し、精神を病み辞めていきました。

普通に働くだけでも、知人や自分の子供にはお勧めしない環境です。
今現在働いてる仲間の中にも、体調を崩してる人がいます。
そんな中、直属の部下をぶん殴ってやった話です。
20191207120911

登場人物
私 店長兼エリア統括マネージャー
デビル マネージャー代理
病弱くん 超真面目人間。昔から体調が悪い


「お疲れ」
「お疲れ様です。マネージャー、病弱くんから電話があって明日精密検査するそうです」
「え?どうゆう事?最近大丈夫そうだったよね」
「一昨日の休みに病院行ったら明日も来てくれって事で今日も仕事終わってから行ったみたいです」
「そうしたら早急にMRI撮ってくれって事みたいです」
「そうなの?病弱くんも大変だな」
「明日の人員は大丈夫?」
「はい、検査が13時かららしいので、開店から12時で僕が交代します」
「そうなの?朝誰が開けるの?」
「朝は病弱くんに開けてもらいます」
「え?緊急の精密検査なんだよね?」
「13時だそうです」
「いや、そうゆう事じゃなくてさ、緊急に精密検査しなきゃいかん人を働かせちゃいかんでしょ」
「朝だけ開けてもらって昼に交代してそのまま夜まで居ますので」
「いや、デビルが働くとかそうゆう問題じゃなくてさ、休めって言うのが最優先でしょ。その後の事はなんとでもなるでしょ?」
「本人も不安だろうしさ、何かあっても困るし家族も心配だろうしさ」
「電話で本人大丈夫って言ってましたよ」
「そりゃ大丈夫か?って聞けば大丈夫ですって答える人だろ」
「休んでしっかり診てもらってきてねって言ったら本人も安心して休めるじゃん?」
「オマエさ、そんな事も分からんの?」

「なんでオレがそんな言い方されないかんのですか」
「じゃあ誰が店開けるんですか?マネージャー開けてくれるんですか」
「別に開けるけどさ、休みの人に代わってもらう事もできる訳じゃん?」
「いや、今後も有給埋まってるんで、取れなくなりますんで」
「あのさ、休みなんてなんとでもなるじゃん。もしかして重大な病気だったらどうするの?」
「そんな事なかなかありませんよ」
「オマエさ、そんな考え方してて、マネージャーになりたいとか言ってんの?」
「経営者がブラックでも、俺たちはそんな考えで仕事したらいかんって何時も言ってるよね」
「オマエそれ本気で言っとるんならマネージャー昇格全力で阻止するぞ」

「成績残してるんで、次上がるのオレしかいないでしょ」

で、ぶん殴りました。

実際には30分くらいは会話してたので端折ってますが、概ねの内容はこんな感じです。
このデビル、何度か同じような事を指導したことがありまして、さすがに許せませんでした。
ブラック企業に魂を売ってしまったデビルです。

現実として仕事能力は高くて、経営陣からの評価も高いです。
しかし人を小バカにしたり、年上の部下に敬意を払えなかったりと問題点も多いです。

この内容だけ見ると、イケイケの若いモンだからそうやって成長して行くものだと思われるかもしれませんが、実はこのデビル御年43歳。
私と少ししか変わらない立派なオッサンなんです。

私が殴るまで怒った理由がありまして、これ私の若い時ソックリなんですよね。
20代の私も失敗が許されない追い込まれた状況で、成績以外興味無しでした。
もちろん失敗しました。

欲しかった地位や給料は手に入れましたが、人はついてきません。
自分が仕事してたら評価されるのは下っ端だけです。

幸い若くしての失敗だったので、降格を経てやり直すことが出来ましたが、デビルにはやり直す時間はありません。
そもそも本当に力のある人は失敗しません。

結構全力でデビルのバックアップしてたので、なんか寂しいですね。
デビルが分かってくれなくて、この件が問題になるのであれば、それでもいいかな?と思ってます。

今となってはサラリーマン程度の地位や給料に未練もクソもありません。
長年ここで働いて疲れたのもありますが、若い時とは価値観も変わってくるもんですね。

のんびり田舎で釣りでもしながら生きたいな~。


では皆さん
素敵なデビルライフを^^/