先日、珍しく社長に呼ばれました。
管理職クラスを数名集めての食事会だったのですが、不思議な感覚でした。
と言うのも、私が社長に好かれているわけなく、自他共に認める不遇の立場だからです^^;
まあ、ひと昔前までは、なんとか這い上がらなくては・・・とか思ってましたが、
今より職位が上がれば仕事量だけは膨大に増えるのですが、待遇はそれほど良くなるわけではありません。
しかも、子育てが終わった時期から、地位や名誉、年収などに価値を見出せなくなってるので尚更這い上がる気はありません。
なるべく楽しながら今の給料を貰えれば満足です!
完全なる給料泥棒ですw
まあ、どうやっても上がり目がない人の僻みだと思ってくれて構いませんよw
それも事実ですから。
さて、そんな食事会に呼ばれた私ですが、
何度も何度も聞いたであろう社長の言葉をまた聞きました。
「差別はだめだけど、区別はしないといかん」
これは先代(社長の親父さん)が常に今の社長に言い聞かせていた言葉です。
読んで字のごとく、社員を差別しちゃいかんけど、しっかり区別しないかんぞ!という事です。
先代は貫禄のある人で、凄みがあり人を惹きつける存在でした。
怖さと優しさがあり、幹部クラスとも一線を置いている人でした。
社員とのプライベートな付き合いは一切なく、差別はしない!を徹底した人であり、近い存在になればなるほど突き放すような人でした。
差別と区別の意味を調べてみました。
さ‐べつ【差別】 の解説
[名](スル)
1 あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。「両者の差別を明らかにする」
2 取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。「性別によって差別しない」「人種差別」く‐べつ【区別】 の解説
[名](スル)あるものと他のものとが違っていると判断して分けること。また、その違い。「善悪の区別」「公私を区別する」
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ふむふむ。
差別とは特に他よりも不当に低く取り扱うこと。ですか。
『不当に』とはどういうことか?
「差別」比較することで優劣や上下関係をつけること。
「区別」対等な関係を保ちながら違いを認めること。
う~ん。難しいですね^^;
社会人なんて優劣つけられてナンボじゃないでしょうかね~。
さらに掘り下げてみると、
「差別」非合理的な差の認識。
「区別」合理的な差の認識。
非合理的な差の認識は『差別』なんですね。
これまた主観によって変わりそうな曖昧さですね~。
話しを食事会に戻しましょう。
呼ばれたのは、いつもの『お気に入り』が2名
呼ばないと仕方ない『好きじゃないけど仕事する』のが1名
『ついで』が2名
もちろん私は『ついで』枠w
社長曰く、
頑張ってる人には頑張ってるだけの待遇をしないといけない。
こうやって呼ばれるように頑張って働いてもらわないといけない。
これは差別ではなく、頑張ってない人と区別してるんだ。と説明してくれました。
うんざりです。
まず、頑張ってるの定義が無い。
正直、他のみんなも頑張ってるんですよ。
『お気に入り』枠の2人は常日頃から優遇されていて、どちらかというと頑張らなくても結果が出せる状況です。
これは誰が見ても一目瞭然であり、普段から『特別枠』と呼ばれる部類の中の上位2人です。
この『特別枠』に選ばれてる人は
- 成績は関係なしで評価されてる
- そもそも成績が落ちないように会社の資金を他より多く使える
- 成績が悪いと思われないように、店舗の異動なし
どうやっても覆らないモノがソコに存在します。
ではこの『特別枠』に入るには?
社長に気にいられる。ただそれだけ。
要は社長の遊び相手ですね。
全てyesと答えて、呼ばれれば何処にでも行く。
運転手から子供の世話までする。
飲み会で社長を持ち上げて、気持ちよくさせる。
これで『特別枠』です。
あ、決して『特別枠』をディスってるわけではないですよ。
社会人として人に取り入れられる。上司に可愛がられる。頭のキレが良く、話のスキルが高い。
など、個人の能力は高いのは認めてますから。
それと成績を残せるかというのは別問題なんですよ。
周りも分かってるんだから、別の部署でも作ればいいんですよ。
一括りにされるから、成績以外での評価に納得できない人が多いんですよね。
帰り際に封筒を渡されました。
頑張ってる人に金一封だそうです。
ありがとうございます。
なんと1万円入ってました。
ありがとうございます。
『ついで』枠1万円
『好きじゃないけど仕事する』枠2万円
『お気に入り』枠3万円
社長!
それ差別ですから!^^;
まあ、呼んでやっただけマシだろ?って事なんでしょうけどw
なんと非合理的な差なのでしょうかw
呼んで頂き、ありがとうございましたw
読んで頂き、ありがとうございました。